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江戸前といえばやはりアサリ

江戸前の魚介類のなかでもっとも高い知名度を誇るのがアサリですね。東京湾周辺の海岸は1980年ごろまで、潮干狩りの格好のスポットとして人気を博していました。しかし水質の悪化や乱獲によって一時は東京湾のアサリは絶滅した、とまでされていましたが稚貝の放流などによって少しずつ改善の兆しを見せ、漁獲量も増えていっています。

アサリの歴史と東京湾

アサリは古くから庶民に愛されていた代表的な魚介類で、まだ漁場として東京湾が重要な拠点だった江戸時代には欠かせない存在でした。とくに深川のあたりでは豊富に水揚げされており、てんびん棒にかついで売り歩く貝売りが有名だったそうです。さらにはアサリを用いた料理も多く、深川めしや佃煮など、現在でも下町の味として愛されているものもあります。

1980年代を機に数が激減しましたが千葉県などで稚貝の放流を行ったり、水質の改善に取り組んだ結果、千葉県は国内の漁獲量第2位までのぼりつめるほどになりました。ですが

まだまだ消費のニーズに追いつくことはできず、大多数を中国や韓国などからの輸入に頼っているのが現状です。国内でもアサリの漁獲量を増やすべく様々な工夫や試行錯誤を行っているようですが、なかなか結果に結びついていないことも、輸入に頼らざるを得ない原因のひとつと言えるようです。

ですが、アサリの数を増やす鍵になるかもしれないと注目を浴びているのが横浜にある金沢海の公園。ここでは毎年、放流など保護する活動を一切行っていないにもかかわらず大量のアサリが自然発生することで有名です。ここになぜアサリが大量に自然発生するのかはまだ謎ですが、アサリの数を増やす解決策が隠れているのではないか、と専門家からも注目を集めているのだとか。また、人工海浜のため漁業権がないことからだれでも無料で潮干狩りが楽しめるスポットとしても知られており、多いときには1日5万人もの潮干狩り客が訪れ、周囲の道路が渋滞するなど社会現象にもなっています。

アサリをつかった料理の数々

代表的な二枚貝として様々な楽しみ方ができるアサリ。一年中食べることができますが旬は春といわれています。身は小ぶりながらもしっかりダシが出ますので味噌汁やお吸い物、酒蒸しなどアサリ本来の味をいかしたものが人気のようです。さらにはアサリの炊き込みご飯もダシがご飯に染み込み、春には欠かせない料理となっています。

アサリを使った料理としてもっとも有名なのがやはり深川めしでしょうか。アサリなどの貝類とネギをダシで煮込んでご飯にかけた、古くは下層階級の人たちのファストフードのようなものだったようです。現在では昔ながらの汁かけタイプと、アサリを一緒に炊き込んだ炊き込みタイプとがあり、2000年ごろからは炊き込みタイプが主流となってきています。

ほかにも古くから愛されているアサリ料理といえば佃煮が有名です。以前ほどアサリがとれなくなった現在では高級品となりましたが、かつては大量にとれたアサリの消費と保存性を高めるために多く作られるようになったものでした。参勤交代の際の献上品として用いられることもあり、庶民から将軍まで様々な人たちのご飯のおともとして親しまれていたようです。現在でもアサリをはじめ小魚やイナゴなど、多くの食材が佃煮の材料として使われており、日本人のご飯のおともには欠かせない存在ですね。

このように和食ひとつとっても様々な料理に用いられるアサリ。漁獲量の激減とともに国内産のアサリは高級品になってしまいましたが、かつては庶民ならず日本国民には欠かせない存在だったのですね。

そんなアサリですが、非常に栄養豊富で、男性にも女性にもうれしい効果がたくさんある食材なのをご存知ですか?鉄分などのミネラルが豊富なため、妊娠中に不足しがちな栄養素を補うのに最適と言われています。さらには栄養ドリンクなどにも多く用いられているタウリンが非常に豊富に含まれており、滋養強壮にとても効果的です。ほかにも血液をサラサラにして血流を促す作用や、男性の精子を増やすといわれている亜鉛も豊富なため、たとえばEDに悩む人には最適の食材なのです。EDの治療法といえばメンズクリニックでバイアグラなどを処方してもらうのが一般的ですが、日々の食事にこのような食材を取り入れることからでも、改善する可能性があるのですね。加齢や日々の疲れでなんとなく最近元気がないな、とお悩みの男性はぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。