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カニは冬が旬じゃない!?季節で違う味を知る!

カニ さまざまな場所に専門店ができているほど、カニは人気の高い食材です。四季を問わずいつでも食べられますし、食べる部分によって味や食感がまるで違います。種類もとても豊富なので、カニだけで豪華なコース料理になるほどです。

年中いつでも食べられるせいか、カニごとにもおいしい時期、つまりは旬があることを知っている方はあまりいません。本当においしく食べたいのでしたら、種類別に食べごろの時期を知り、店で注文しなければならないでしょう。

カニは冬が旬じゃない!?一般に知られていない食べごろの季節

「蟹はすべて冬に食べればおいしい」と思っている方も多いようです。確かに冬場に食べるとおいしいカニは多いですが、実は夏が旬というものも存在しています。また、あまり知られていませんが輸入ものも少なくありません。

そもそもカニ自体もともと高級品の一種であり、一般の方々の食卓にも出回るようになったのは明治以降です。日本各地どこででも食べられるようになったのも最近のことですので、旬が知られていないのも無理のないことでしょう。

また、なぜか「カニは寒い時期の食べもの」という考えが当たり前となっており、業者たちは年末の時期に大量にカニを売るはめになっているそうです。おかげでなかには数年前の冷凍ものを売らなければならいケースもあります。

タラバガニは春がおいしい!?季節で味の特徴が変わる!

ですから本当においしいカニを食べるためには、先入観を捨ててきちんとした知識をつけておく必要があります。まずもっとも有名な「タラバガニ」ですが、11月から2月にとれたものは身入りがいいそうです。

「なんだ冬じゃないか」と思うかもしれませんが、あくまで「身入りがいい」時期であり、甘味が強くなるのは4月から5月にかけてです。また余談ではありますがタラバガニという名前に反して、生物学上はヤドカリに分類されます。

次にタラバガニと並んで知名度の高いズワイガニは、基本的には冬がおいしいです。ただ北海道近海でとれるものは事情が異なり、春ごろが一番の食べごろとされています。両方の季節に食べてみると違いが感じられるかもしれません。

一度は食べてみたい!暖かな時期が旬の「ハナサキガニ」

あとは比較的手に入りやすい毛ガニや、パスタなどの料理でよく用いるワタリガニが挙げられます。どちらも年間通して漁獲されているものですので、食べる季節を選びません。ただ、時期によって味が多少異なるのは他と同じです。

そして最後は、他と違い夏から秋にかけてが旬とされている「ハナサキガニ」を紹介しましょう。日本ではきわめてわずかな場所でしかとれないもので、こくのある濃厚な味と独特の風味があり、品切れを起こすこともよくあります。

以上、カニにはそれぞれ旬の時期があったことが理解できたはずです。同じものでも時期によってまるで味が違うので、ぜひ食べ比べてみましょう。やはり海鮮料理は、どのようなものも旬の時期をはあくして食べるのが一番です。