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海の魔物も食べてしまう!?スペインで食べる海鮮料理

日本に負けないぐらい、日常的に魚介類を使った料理を食べている国と言えばスペインでしょう。ヨーロッパで「海の魔物」として食するのを避けられているタコが、一般的な料理として存在している数少ない国のひとつでもあります。

魚介料理と長いあいだつき合ってきた歴史があるので、現地で食べる料理はきっとおいしいでしょう。しかしフランスと同様にかなり広い土地ですので、どの料理をどの地域で食べるのがおいしいのか知っておかなければいけません。

スペイン料理はスペインで食べられない!?地方色の強い料理の数々

一般にスペイン料理として日本でポピュラーなものはパエリアやイベリコハム、トルティージャと呼ばれるオムレツなどです。レストランでは魚介料理もたくさんのっていますが、一地方の料理に特化した店はあまりありません。

おかげでスペインに行けば日本のレストランで食べられるようなものが、どこでも頼めると勘違いしている方も多いそうです。しかし実は、スペインは地方によって同じ料理でものせる具材がまるで違う、というケースが多々あります。

例えば日本のスペイン料理店では魚介のパエリアは定番ですが、バレンシア地方の伝統的なものでは魚介を用いません。鶏肉やパプリカなど山の幸のみで作り、肉と魚の両方が入っているのは邪道と言われることさえあるそうです。

地方ごとの調理法を知ろう!あなたの食べたい料理はどれ?

また地方によって調理の仕方にもそれぞれ特色があり、同じ食材を用いた異なる料理が存在していることもあります。ですから新鮮さだけでなく、どの調理法が自分の好みに合っているかも見きわめなくてはなりません。

特に魚の調理法は地方によって強い特色があり、大まかには5つに分けられます。まずひとつはバスク地方で、スペインのなかでも特に美味とされる郷土料理をもつ場所ですが、赤とうがらしを使用して直火で調理する傾向が強いです。

ふたつ目は先ほど挙げたバレンシアですが、パエリアで有名なだけあり、米と一緒に炊き込んだり、魚を塩焼きにしたりするのが一般的なやり方とされています。隣接しているカタルーニャではグリルや煮込みがポピュラーだそうです。

行く前に食べたいものを調べていけば、間違いなく楽しめる!?

他には茹でるのが主体であるガリシア、フライが多いアンダルシアなどの地方があります。特にガリシアは「タコのガリシア風」という料理が日本のレストランにもよくあるので、知っている方も多いのではないでしょうか。

魚自体はスペイン中で料理に取り入れられているので、ほとんどの地方で新鮮なものを食べることが可能です。ただ、ガリシアならムール貝やカキ、バスクならイカの墨煮と言ったようによく使う食材にはそれぞれ違いがあります。

ですからスペインに旅行に行く際は、まずどの地方の料理が食べたいか調べ、好きな料理に使われている魚の旬はいつかも知っておくといいでしょう。地域ごとの色が強いスペイン料理には、現地でしか味わえないおいしさがあります。